レモンやライムとはまた違った、
柑橘系の爽やかさが魅力の果実。
フランスでも、パティスリーやレストランの世界で、
"Yuzu"という名で、
すっかり定着しました。
柚子は飛鳥時代に中国から渡来した果実で
薬の材料として栽培されたのがはじまり。
初夏に花をさかせ、
夏~晩秋にかけて果実が収穫されますが
夏にとった柚子は青柚子とよばれ
黄色く熟したゆず(黄柚子)と区別されています。
黄柚子は、秋口から12月ごろに市場にでまわります。
リラックス効果のある香りだけでなく、肌の保湿にもいいので、
乾燥する冬の時期には、
お風呂の湯船に浮かべたりする習慣も。
代表的な料理としては
おなべや蒸し物などの薬味として
冬の献立に登場するほか、
ゆずの果汁やさのう、皮などをきざんで
たっぷりのはちみつに漬け込んだ
コンフィチュール(ジャム)のようなレシピは、
韓国では「柚子茶」と呼ばれ、
そのままお湯にとかして飲む健康茶のひとつとなっています。
ビスケットにはさんだり、
バニラアイスクリームに混ぜ込んだりするだけでも
どこかエキゾチックなデザートになるから不思議です。
今回は、白玉粉で作る羽二重もちに練りこんだ
かんたん和菓子を紹介します。
羽二重もちとは、
ぎゅうひ、と呼ばれる、白玉粉で作る、
甘くて柔らかなもちを
薄くのばした和菓子。
これをちょっとアレンジして、
電子レンジで作れる簡単な方法をご紹介します。
●材料(200g分)
50 g de confiture de Yuzu ゆずジャム
50g de poudre de riz "shiramata-ko" 白玉粉
70 de sucre 砂糖
80g d’eau 水
Q.S. fécule pomme de terre 片栗粉
●作り方
- 白玉粉をボウルに入れて、水を少しずつ加え、指先で粒をもみつぶしながらまぜ、液体状にする。
- 砂糖を加えてよくまぜ、砂糖がとけたら、漉し器でこし、ダマのないなめらかな生地にする。
- 耐熱容器に2を注ぎ、器の表面にふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで1分半、途中で取り出してよくまぜ、再び同じようにラップをかけて1分半加熱する。
- 余熱で少々火がはいるので、生地の熱を均等にするために、へらでまぜる。少し透明になり、ふわっとしてきた状態までまぜる。
- 熱いうちに4を片栗粉をふったバットにあけ、上にも片栗粉をふる。あら熱がとれたらめん棒で、厚さ2-3㎜に伸ばし、好みの形に切り分ける。
できたてが一番おいしくいただけますが、あまったらシール容器に入れて、冷凍庫に入れて保存すれば、数日間保存できます。
みなさんもぜひ、おためしください。
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