ご飯に「これでもかっ!」というくらい、ドボドボッと醤油(又はテリヤキソース)をかけているフランス人、よく見かけますよね…。
「白米をそのまま食べる習慣がない」というのももっともですが、「本当に美味しいご飯だったら、あんなにご飯が真っ黒になるまでジョボジョボ大量にかけないんじゃないかな!?」とも思うのですが…どうなんでしょうか?
さて、あたりまえの話ですが、日本人にとって主食であるお米は毎日の食生活に欠かせません。でも、海外に長年住んでいると「どっちにしろ、本当に美味しい日本のお米は入手困難」と諦めて、アジア系スーパーで入手可能なお米で妥協してしまったりしている人が、以外と多いようです。
そこで是非ご紹介したいのが、この田牧(たまき)米。カリフォルニア州サクラメントより北のサクラメントリバーの流域で栽培さており、アメリカ全土を始め、中南米、香港、シンガポール、ドイツを中心としたヨーロッパ諸国など、世界中の日本人海外在住者に根強い人気のあるお米です。
カリフォルニア米というと、フランス人がカリフォルニア・ワインに対して良いイメージを持っていないのと同様に(?)、日本人の間でも「本当に美味しいのか?」「日本米ほど美味しいはずがない…」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そんな方は、ぜひ次の2種類のお米を試してみて下さい。
田牧米ゴールド
最上級のコシヒカリのみを使用したお米。カリフォルニアの中でも、土地、気候、施肥、管理・耕作技術などの条件の合う農家だけと契約し、収穫・乾燥の際にも厳重に品質管理をチェックされたお米なので、おいしく安心して召し上がれます。もしかしたら他のお米と比べるとやや硬めに感じられるかもしれません。でも、これはしっかりとした米粒の食感が感じられるということで、お米の芯の硬さではありません。米粒がしっかりしているので決してベタベタせず、 弾力もあり、 特に炊きたてのお米は香りもつやも非常に豊か。ご飯がさめた後にレンジでチンしても、十分美味しく召し上がれます。
田牧米クラッシック
短粒米アキタコマチ品種を使ったもので、短粒米特有の光沢、粘り、弾力、ふくらみなどが特長。どちらかと言えば淡泊であっさりとした食味。お寿司にも最適。
ちなみに、田牧米ゴールドもクラッシックも「カピカ米」。
通常、市販されている白米とは、玄米を精白(米を磨いて白くする)してあるものですが、白米には表面にヌカがついているので、お米を研いでヌカをとらなければいけません。(そうしないとヌカ臭いご飯になってしまいます!)
お米を研ぐのは、非常に単純でラクな作業だと思いがちですが、実は以外と面倒で、上手にお米を炊き上げるためには、お米を壊さないように注意して研がなければなりません。
そこで登場したのが、カピカ米。白米をさらに乾式研米という方法で磨き、ヌカを取り除いたお米です。(ネーミングの由来は、キレイに磨いてピカピカになったお米だから「カピカ」なんだとか…)
無洗米だとお米の表面のでんぷんが変化し、時間が経つと味が劣化します。そしてヌカがついていると虫もつきやすいのだそうです。でも、カピカ米ならば味の変化や虫などの問題もなく、さっと洗うだけでいつでも手軽に美味しいお米を炊くことができます。
あったかいご飯に昆布の佃煮や川のり、手巻き寿し、おにぎり、お茶漬け…毎日の食卓の主役であるご飯。お米の種類はもちろん、炊き方なども、自分の好みに合うものを是非見つけ出してみてください。
それぞれお好みがあると思いますが、カリフォルニア米の基本的な炊き方のポイントは次の通りです。
・お米を洗ってから、しばらく浸水させる必要はなし。
・洗米後、お米をザルに打ち上げて水を切り、分量のお水を加えてすぐに炊く。
・ご飯をあらかじめ砥いでおきたい場合は、炊くときまで冷蔵庫に入れておく。
・炊きあがった後、保温するのは30分以内。炊きあがったらなるべく早めに食卓へ。残りのご飯は電気釜から出して、別の容器に。
2008年8月22日金曜日
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