2008年4月9日水曜日

おいでやす、飯尾醸造のお酢ワールドへ!

さて、今回は京都府宮津で
110年間もずっとお酢を造り続けている老舗、飯尾醸造の製品をご紹介します。宮津と言えば、安芸の宮島(広島県)、陸前の松島(宮城県)とならび日本三景の一つに数えられる景勝地ですが、こんな山と海に囲まれた自然豊かな美しい場所で造られたお酢とはどんなお味なのでしょうか?

富士酢
飯尾醸造の自信作!
無農薬のお米だけでできたお酢
何と言っても、お酢の原料となる無農薬のお米作りから携わっていると言うのだから、こだわりが違います。
酢1リットルにつき200gのお米を使うそうですが、何と!これはJAS規格の5倍量!!
これはタダモノではありません。

で、お味はと言うと…。
富士酢はしっかりとした酸味があるのですが、それは米酢にありがちなツーンとくる酸味ではなく、まろやかな酸っぱさ…。お米の芳醇な香りと濃厚なコク・旨味が感じらるバランスのとれた味がします。
やっぱり宮津のきれいな水と豊かな土、寒暖の差がはげしい気候…
この風土がいい米を作り、そしていい酢を造るのですね!製法も110年前の創業からほとんど変わらないと言うのだから驚きです。


無花果酢
ロブション氏のお墨付き!
あの「フレンチの神様」とも呼ばれている天才シェフ、ジョエル・ロブション氏に「私好みの味わいだ!」と言わせたお酢が、この「無花果(イチジク)酢」。和食はもちろん、イタリア料理やフランス料理などにもよく合うフルーティーな味わいが特長です。柔らかい酸味と果実の爽やかな風味はドレッシングやビネガードリンクにも最適!


にごり林檎酢
奇跡のりんごでできた奇跡のお酢
原料は、青森で肥料も農薬も一切使用せず、自然のままに育てた「奇跡のりんご」を100%使用。りんごを丸ごとすりおろし、水を一滴もくわえずに、ゆっくりと丁寧に造ったこだわりのりんご酢なのです。「奇跡のりんご」ならではの芳醇な香りと甘み、ギュッと凝縮されたうま味がヤミツキに…。


富士玄米酢(くろす)
毎日飲んで血液をサラサラに!
 
地元・宮津の棚田で農薬を使わずに栽培した玄米と良質の水のみを使用し、昔ながらの静置発酵・長期熟成で造った玄米黒酢。天然のアミノ酸含有量は、100ml当たり何と約1000mg!市販の玄米酢や黒酢のなかでも抜群の量とバランスが自慢です。
水で4~5倍に薄めて毎日手軽にお召し上がりいただけますが、ハチミツなどを加えるとより飲みやすくなります。また、牛乳でうすめてお飲みいただいてもヨーグルト風味でとても飲みやすく、お酢にはカルシウムの吸収を助ける働きがあるのでヘルシー。もちろん、和食だけでなく中華やエスニック料理などにも使えて便利!

どうですか?この「こだわり」の製品のスゴさ!
このように、飯尾醸造や丸正酢醸造元のような日本古来のお酢の造り方を守り続けているお酢メーカーは、残念ながら現在では本当に稀になってきているそうです。400社余りある日本の食酢メーカーのうち、自社で製造の設備を持つのは3分の1以下の130社ほど。設備を持たないメーカーでは高い酸度のお酢を仕入れてきて、水でうすめて販売しているのが実状なのだとか…。本当に健康のことを考えると、もうパリのスーパーで売っているようなやたらなお酢は使えませんね。

ここでご紹介したのは飯尾醸造のお酢製品のごく一部です。実は、まだまたあるんですよ…スゴいお酢。
ネット上で皆さんにお味見していただけないのが残念ですが(笑)、ご興味をお持ちの方はいろいろな製品をご試飲・ご試飲できますので、是非ワークショップまでいらして下さい!お待ちしておりますっ!!

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