2009年3月28日土曜日

ももの木の日替わりお弁当をご紹介!(Part 4)

さて…久々ですが、ももの木「日替りお弁当のメニュー」のご紹介です!

「鮭コロッケ」
通常、挽肉で作るコロッケを、フレーク状にした鮭で作ったのが、この鮭コロッケです。外はサクッと、中はホクホクに揚げたコロッケは大人からお子様まで、大人気!
お弁当なので、もちろんご飯と副菜が付いてきますが、僕は邪道に自宅からパンとキャベツの千切り&マヨネーズを持参して「マヨたっぷり鮭コロッケ・サンドイッチ」を作りたい気分♪(揚げ物にマヨネーズという「高カロリー☆」な所がミソ)。
さて…この「不健康ネタ」のせいで、皆さんすっかり食欲をなくされたかもしれませんが、鮭自体は非常に栄養バランスのすぐれた魚です。タンパク質はもちろん、その脂質の中には生活習慣病に予防効果のあるn-3系のEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれています。また、体調を整える各種ビタミン、ミネラルなども豊富。
昔より年末年始のご馳走として、お歳暮に贈る品物の定番だった鮭。また、北海道の先住民族であるアイヌ人にとっては、捨てる所がほとんどない、貴重な食料資源であった鮭は「神がくれた魚」として崇められてもいました。このありがたーいお魚を、僕のようにマヨネーズで冒涜せずに、もっとおいしく、楽しく食べて下さいねぇー!

「 鮭のゆうあん焼き」
今回は幽庵(ゆうあん)焼き!
魚の切り身や鶏肉を、醤油・酒・味醂に柚子を加えて作った漬けダレにつけ込んだ後、焼いた物です。江戸時代の茶人であり美食家の北村祐庵が創案したと言われ(←幽庵・幽安・柚庵とも表記されます…誰か統一してよ!)、柚子のさっぱりした香りがさわやかな一品。ちなみに、柚子はフランスでも徐々に知られるようになってきており、カリスマ・パティシエであるピエール・エルメの製品はもちろん、カクテルなどでも使われ、人気急上昇中の果物なのです。
柚子の皮にはレモン果汁の3倍のビタミンCが含まれており、柚子のビタミンCにはコラーゲンを生成する働きもあるというから、肌のお手入れにはマストアイテム!他にも疲労回復、肩こり、胸やけ、高血圧やコレステロール値を下げる効果があるというのだから、これだけで医者いらずですね。

「筑前煮」
疲れた時や体調が優れない時、野菜たっぷりで素朴な味の「煮物」が無性に食べたくなったりしませんか?
まさに「オフクロの味」という感じの、体にやさしい料理を食べながら熱燗をキューッとやれば、きっと疲れも吹っ飛ぶハズ!
さて…そこでオススメなのが、九州の郷土料理「筑前煮」。ちなみに「筑前煮」とは九州以外での名称で、地元では「がめ煮」と呼ぶ方が正しいようです。何でも、「がめくり込む」(博多の方言で「寄せ集める」などの意)が名前の由来だとか…。また、文禄の役の時に、朝鮮に出兵した兵士が当時「どぶがめ」と呼ばれていたスッポンとあり合せの材料を煮込んで食べたのが始まりと言う、あまり食欲をそそられない説もあるみたい…。
とりあえずカメのことは忘れて、タケノコ・ニンジン・しいたけ・レンコン、ごぼう…と栄養満点、野菜盛り沢山な筑前煮で、いろいろな味をお楽しみ下さい!

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